ベル・キャリアファーストナビ|若手社員の育成術!管理職が身につけるべき教育方法

若手社員の育成方法に悩んでいる管理職の方は多いのではないでしょうか。
若手社員を伸ばしていくためには、失敗の原因を把握したうえで対策を行う必要があります。
本記事では、管理職が身につけるべき指導に必要なスキルを紹介します。

目次

・こんな時は注意!若手指導の失敗例
・指導する前に知るべき若手社員の特徴
・管理職が身につけるべき指導スキル
・若手社員の特徴を押さえた教育を

こんな時は注意!若手指導の失敗例

まず、若手育成のよくある失敗例をご紹介します。
若手育成が上手くいかずに悩んでいる場合は、失敗例を参考に原因を探る必要があります。

・心理的安全性を担保してない
心理的安全性とは、気兼ねなく質問をしたり自分を出したりできる仕事環境のことを指します。
企業に就職したばかりの若手は、分からないことや不安なことを相談できずに1人で抱え込むことも多いです。
だからこそ、気軽に相談できる仕事環境を作ることが重要となります。

・仕事の目的や背景を伝えない
仕事のやり方だけを教えて目的や背景を伝えないと、若手としてもモチベーションが上がりません。
企業で行う仕事には、すべて目的があるはずです。
仕事の目的をしっかりと伝えることで若手の積極性が向上し、成長のスピードも上がります。

・若手個人のビジョンを考えず、組織の意向だけ考えて仕事を丸投げする
若手個人のビジョンと、企業のビジョンに大なり小なりずれがあるのは当然のことだといえます。
その部分を理解して仕事を任せることで、大きな成長を見込めます。
本人が何を目指しているのかを知り、尊重することが若手育成を成功させる第一歩です。

指導する前に知るべき若手社員の特徴

「自分が若かった頃は」と言いたがる管理職は少なくないですが、若手教育を成功させるためには現在の若手社員の特徴を把握する必要があります。
本項では、指導する前に知るべき若手社員の特徴について紹介します。

・指示された以上のことはやらない
「今の若手は指示されたことしかやらない」とよく指摘される人は、「言われたことをしっかりとこなす」という側面があるため評価すべきポイントです。
従順さがあるからこそ、重要箇所を押さえた指導をすればより頑張ってくれると期待できます。

・サーチ力・情報処理能力が高い
インターネットで検索するということを当たり前に行ってきた若手は、高いサーチ力と情報処理能力を持っています。
その良さを把握して先輩社員にはできない仕事を振ると、想像以上に良い仕事をしてくれる可能性もあります。

・クローズドマインド
職場で積極的にコミュニケーションを取らない、クローズドマインドの若手は少なくありません。
「何を考えているのか分からない」と諦めるのではなく、1人1人とじっくりと話す機会を設けることで理解することにつながります。

・社会のために役に立ちたいという意識がある
出世欲以上に「社会のために役に立ちたい」という意識がある若手は多くいます。
自分の仕事が身近な人の役に立っていることを伝えると、仕事へのモチベーションが高まり積極的に働いてくれるでしょう。

・プレッシャーを感じやすい
必要以上に仕事に対してプレッシャーを感じる若手は、気付かないうちに自分を追い込んでしまいます。
メンタルに問題を抱えていると感じたら、カウンセリングを行うなど、早めに対処する必要があります。

管理職が身につけるべき指導スキル

若手社員を教育する管理職にとって必要なスキルとしては、「傾聴力」「質問力」「伝達力」の3つが挙げられます。
ここでは、それぞれのスキルについてまとめました。

・傾聴力
傾聴力とは、相手の気持ちを受け止めるスキルのことです。
管理職に対して心を開いた社員は、自然と成長のスピードが上がっていくといえます。

・質問力
質問力とは、有効な質問を行うことで仕事における目標達成に向かわせるスキルのことです。
ポイントを押さえた質問で、若手のモチベーションを上げることが可能です。

・伝達力
伝達力とは、相手に理解・納得させるスキルのことです。
教育では叱ることが必要な場面が少なくないため、伝達力を磨いて若手の成長につなげることは非常に重要だといえます。
長々と説教を続けるのではなく、ポイントを押さえて簡潔に指摘するようにしましょう。

若手社員の特徴を押さえた教育を

現在の若手社員の特徴を理解したうえで教育を行えば、スムーズに能力を伸ばしていくことができます。
指導スキルを磨きつつ、企業における実力の底上げを図っていきましょう。
また、仕事探しや働き方についての悩みがある方は、ベルキャリエールにご相談ください。