ベル・キャリアファーストナビ|ポータブルスキルとは?入社3年目から求められること

入社して3年目になったけれど自分の強みが分からないという場合にチェックしたいのが「ポータブルスキル」です。
本記事では、ポータブルスキルの概要や身につける方法、現在持っているポータブルスキルのセルフチェック方法について紹介します。

目次

・ポータブルスキルとは?なぜ必要なのか
・ポータブルスキルを身につけるには
・ポータブルスキルをチェックしてみよう
・ポータブルスキルを磨いてキャリアアップにつなげよう

ポータブルスキルとは?なぜ必要なのか

ポータブルスキルとは「業種や職種が変わっても持ち運び可能な能力」のことを指します。
従来は、即戦力になるために必要な専門知識・専門スキルが重視されてきました。
しかし、業種や業界を超えてマッチングを行うためには、性格や人柄などの資格や経験だけでは計りきれない能力を評価することも重要です。

ポータブルスキルの概念は、会社が良い人材を確保するためにも求職者がキャリアを積み上げていくためにも必要だといえます。
厚生労働省が発行する「“ポータブルスキル”活用研修講義者用テキスト」によると、ポータブルスキルは「仕事のし方」と「人との関わり方」の2つから構成されます。

仕事のし方において重要な要素は、「現状の把握」や「課題の設定方法」、「計画の立て方」、「実際の課題遂行」、「状況への対応」などを指します。
そして、人との関わり方においては「社内対応(上司、経営層)」、「社外対応(顧客、パートナー)」、「部下マネジメント(評価や指導)」などが重視されています。
ポータブルスキルを持つことで、年齢に関係なく他業種・職種でも転職できる可能性が高くなることが魅力のひとつです。
そのため、会社で必要とされる人材になるためには専門知識・専門スキルと合わせてポータブルスキルも磨いていくことをおすすめします。

ポータブルスキルを身につけるには

どの会社でも通用するポータブルスキルは、キャリアアップのためには必ず身につけたい能力です。
そこで、ポータブルスキルを磨くためのポイントを紹介します。

・身につけたスキルが職場限定のものでないかチェックする
まずは、自分の持っている経験やスキルが他の会社でも通用するかどうかをチェックします。
特に、新卒からずっと同じ会社で働いていると、職場限定のローカルスキルとどこでも使えるポータブルスキルの違いを把握しにくくなるので注意が必要です。

・社会人基礎力を高める
どの会社で働く場合であっても必要な普遍的なスキルの例に、スケジュール管理などが挙げられます。
ゴールから逆算して計画を立て、段取りをつける能力が高い人は別の職場に行ってもその能力を発揮することが可能です。
このように、どのような状況でも応用が利く社会人基礎力は意識的に高めていく必要があります。

・一定量以上の知識・情報のインプット量を維持する
経験も重要ですが、キャリアアップのためには知識や情報のインプット量も重要です。
新聞やメディア発行のニュースなどから、多角的に情報を仕入れることで社会情勢など理解することができます。
経験と知識・情報の両方があれば、別の職場でも活かせる有用なスキルになります。

ポータブルスキルをチェックしてみよう

ここでは、ポータブルスキルのセルフチェック方法を紹介します。
現在持っているポータブルスキルは以下の遷移先の質問に答えることでチェックできます。
一般社団法人人材サービス産業協議会:ポータブルスキルチェック

人材サービス産業協議会は労働市場における諸画題についての情報収集・調査、研究、審議、施策立案などを行う団体です。

同団体が行うセルフチェックを行えば、自分では分からなかったポータブルスキルが見えてきます。
セルフチェックで発見したポータブルスキルは、より良いキャリアを歩むことの手助けにもなります。

ポータブルスキルを磨いてキャリアアップにつなげよう

ポータブルスキルは、業界や職種に関わらず重要です。
まずはセルフチェックをすることから始めることをおすすめします。
また仕事探しや働き方についての悩みがある方は、ぜひ遠慮なくベルキャリエールにご相談ください。