ベル・キャリアファーストナビ|【若手社員育成のコツ】若手のやる気が上がる声掛けやフォローの仕方

会社で仕事をしているとき、何事もやる気がないと効率は上がりません。
そこでこの記事では、若手社員のやる気を上げるための方法についてご紹介します。

目次

・若手社員のやる気を維持するメリット
・若手社員のモチベーションが上がる声掛けの仕方
・部下のやる気は部署内の業務効率化につながる

若手社員のやる気を維持するメリット

「最近部下のやる気がない」「モチベーションが足りていない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、それは元からやる気がないのではなく、上司側からやる気をなくす言動をしてしまったからかもしれません。
ここでは、社員のモチベーションが低下する原因や部下のやる気をなくす言動についてご紹介します。

内部的要因
まず、若手社員自身の気持ちの持ち方など、内部的要因が考えられます。
それについても初めからやる気がないのではなく、職場の環境が原因かもしれません。
例えば、「福利厚生が十分ではない」「残業代がでない」「自分のスキルが評価されない」などの環境であれば、だんだんとやる気がなくなってしまいます。
その結果、仕事にやりがいを見出せなくなり、やる気がなくなる社員が増えてしまうのです。

外部的要因
職場の環境からやる気が削がれていくだけではなく、外部的要因も考えられます。
例えば、上司の言動です。
指導と思ってやっていることが、知らないうちに部下を傷つけているかもしれません。
「だからお前はダメなんだ」「お前の代わりはいくらでもいる」「なぜもっと頑張れないのか」という言葉は、部下を否定する言葉です。
このような言葉を多く浴びせられていては、部下のモチベーションも下がってしまいます。
また、「人によって態度がコロコロ変わる」「最後まで部下の話を聞かない」など、上司が信頼できないような行動をとっている場合も同様です。

若手社員のモチベーションが上がる声掛けの仕方

モチベーションを上げるには、上司の声掛けが重要です。
例えば、以下のようなシーンでおすすめの声掛けやしかり方を紹介します。

・部下がミスを起こした時
部下の話を聞かずにしかりつけるのではなく、理由を聞きましょう。
その理由から「次はどう気を付けたらミスをしないか」を一緒に考えます。
「本当によく頑張った」とそれまでの頑張りを認め、「一緒に乗り越えよう」と声を掛けることで、やる気を下げないようにします。
また、部下が根を詰めすぎてミスをした時は「精度は大切だが、ほどほどにやることも必要」などと声を掛けてみましょう。

・褒めるタイミング
しかったりフォローしたりするだけでなく、褒めることも重要です。
例えば、「君がいて助かった」「頑張った」などの言葉は、自分の働きぶりを認めてもらえていると感じます。
仕事で成果を出した時には積極的に褒めましょう。

・仕事を振る時に達成した時に得られる成果を伝える
仕事を振る時にただ「これやっておいて」と渡してはいけません。
それを達成することで得られる成果をしっかり説明することで、仕事にやりがいを持たせられます。

若手社員へ休み方を伝えるのも教育の一つ
若手社員のうちは「もっと頑張らなければ」「早く一人前になりたい」と、つい必要以上に頑張ってしまう人もいます。
努力は大切ですが、いつまでも走り続けられる人はいません。
モチベーションを高めることに成功しても、頑張りすぎてしまったらミスや体調不良を引き起こしてしまいます。
部下が無理しすぎないように休むタイミングを伝えることも教育の一つです。
特にやる気が上がっている社員は、「早く認められたい」という気持ちが先行してしまいます。
そこを上司がストップを掛けて、上手に休む方へ誘導してあげましょう。
「休んで英気を養うことも仕事の一つ」などと教えるのがおすすめです。

部下のやる気は部署内の業務効率化につながる

若手社員の育成は職場の環境だけでなく、上司の言動も大切なので気を付けましょう。チームや部署内の若手メンバーのモチベーションがアップしていると、全体の士気も上がって業務効率化につながります。チームの生産性が上がることで、あなたのマネジメント力が高評価されるかもしれません。
実績を残しても、もし別の環境で頑張りたいと感じたら、転職やキャリアアップの相談を行うベルキャリエールにぜひご連絡ください。