ベル・キャリアファーストナビ|【静岡で貿易の仕事をするなら覚えておきたい】JETRO(日本貿易振興機構)とは

静岡で貿易の仕事をしたいと考えているなら、まず覚えておきたい機関が「JETRO(ジェトロ)」です。
本記事ではJETROとは何か、その業務内容や重要性についてご紹介します。

目次


・JETROとは
・JETROの業務内容
・日本の貿易事業におけるJETROの重要性
・JETROは日本の貿易を後ろから支える重要機関

JETROとは

JETROは、2003年10月に前身の日本貿易振興会を引き継いで設立された機構です。
貿易・投資促進と開発途上国研究を通じて、日本の経済や社会の発展に貢献することを目的として設立されました。
東京、大阪に本部を置き、国内に約50の拠点、海外に70箇所以上の事務所を構えています。
それら国内外のネットワークを活用し、対日投資の促進や、農林水産物や食品の輸出、中小企業などの海外展開の支援などを行っています。
さらに調査や研究を通じて、企業活動や通商政策に貢献することを目的としています。
時代のニーズに対応しつつ、質の高いサービスを効率的に提供できる活動を行っています。

JETROの業務内容

JETROは国内外で、さまざまな取り組みを行っています。
ここではJETROが行っている貿易の仕事の種類についてご紹介します。

対日直接投資の促進


対日投資の支援機関として、外国企業に対する誘致活動を行っています。
また日本での拠点設立や事業の拡大なども支援しています。
特に新技術やビジネスモデルを用いており、高い付加価値を持つ可能性のある事業や、生産性の向上に関わる事業などを重点的に支援しているのが特徴です。

スタートアップの海外支援


政府や関係機関と連携し、企業の海外展開を支援しています。
世界各地で行われるエコシステムと直結した展示会やブートキャンプ、派遣前の個別研修なども提供しています。

農林水産物・食品輸出の支援


国内外のネットワークを活用し、日本の農林水産物や食品の輸出の支援を行っています。
米国のバイヤーによる和牛農家の訪問や、香港での食品展示会への出展などです。
2017年に設置されたJFOODO(日本食品海外プロモーションセンター)と連動し、品目別輸出団体や関係省庁と一体となるオール・ジャパン体制で取り組んでいます。

地方創生に貢献


JETROが持つ国内外のネットワークや経験、ノウハウなどを活かして、日本の地方と海外を直接つなぐ活動も行っています。
地方自治体の海外企業誘致やインバウンド振興などを支援することで、グローバル時代の地方創生に貢献しています。

日本の貿易事業におけるJETROの重要性

国内外に多くの拠点を持つJETROは、日本の貿易産業の促進、支援に必要な機関です。
全国の輸出相談窓口を設置しており、輸出先のマーケット情報や現地の輸入規制・検疫などの情報を提供しています。
また海外において、日本産の農林水産物や食品のブランド構築の推進も行っています。
有望品目を対象国・地域を定めて行うプロモーション活動は、新たな市場創造とブランド構築に欠かせません。
また中堅・中小企業などの海外展開も支援しています。
国内での事業計画策定から海外への進出まで、個々のニーズに応じたさまざまな支援メニューが用意されているのが特徴です。
海外展開のノウハウなどを提供するセミナーなども行われているため、企業にとっては心強い味方となります。

海外企業の誘致


JETRO国内企業の支援だけではなく海外企業の誘致も推進しています。
日本のマーケット情報を提供することで、日本へ誘致したり、投資したりしてもらうことも目的の一つです。
海外企業が日本へ来ることにより、雇用の創出や消費の増加など日本経済の発展が見込めます。
さらに海外から高度な知識や技術を持った外国人人材の活躍・育成支援なども行っています。

JETROは日本の貿易を後ろから支える重要機関

JETROは国内貿易の発展のために活動している機関です。
JETROが発信する情報は、信頼性のある貴重な情報として多くの企業が活用しています。
静岡で貿易の仕事をしたいと考えている方は、覚えておくのがおすすめです。