ベル・キャリアファーストナビ|【物流管理を目指すなら持っておきたい!】物流管理業務に関わる資格3選

インターネットの普及により、ネットショッピングが急速に加速する中で、私たちの日常を支える物流業は、今まで以上に重要性を増しています。
物流業界の市場規模やニーズも年々増加傾向です。それに伴い、物流業界においても慢性的な人手不足が続いているのが現状です。
就職者・転職者にとって完全な「売り手市場」になりつつある物流業界は、転職を考えるに当たり、有効な選択肢の一つとなり得るでしょう。
物流業界の中でも大手企業で働きたい方や、キャリアアップを目指したいという方は、やはり必要な資格を取得するのが得策といえるでしょう。
今回は、物流業界を目指す方が持っていると転職に有利な資格3選をご紹介します。

目次

・物流管理に資格が必要な理由とは
・【物流管理業務で使える資格@】倉庫管理主任者
・【物流管理業務で使える資格A】ロジスティクスオペレーション2級 3級
・【物流管理業務で使える資格B】運行管理者(貨物)
・デジタル化やグローバル化でさらに需要は拡大

物流管理に資格が必要な理由とは

テレビやニュースで話題になっている通り、現在の物流業界は慢性的な人手不足のため、未経験者や物流に関するスキルがない方でも採用されやすいのが現状です。
しかし、一口に物流業界といっても、勤務する企業や働き方、仕事の進め方も異なります。
たとえば、24時間体制で体を動かすような仕事もあれば、管理業務のオペレーターとしてパソコンやITスキルが求められるケース。
また、最近はグローバル化も進んでいるため、場合によっては外国語のスキルが必要というケースもあるでしょう。

もちろん、物流企業に勤めていれば、日常業務をこなすうちにさまざまなスキルを身につけることも可能です。
しかし、物流業界で働くうえで、自分が携われる業務の幅を広げるために有利になる資格もあります。将来的にキャリアアップしたい方であれば、必要な資格を取得してしまうのが近道といえるでしょう。

【物流管理業務で使える資格@】倉庫管理主任者

「倉庫管理主任者」とは、倉庫での火災防止や安全作業や、作業員の労務管理といった仕事に関する資格です。
倉庫業として事業登録された企業には、倉庫管理主任者の選任が義務化されています。
資格自体は、「日本倉庫協会講習」という団体が実施している講習を受けるだけで取得可能な民間資格です。
講習費用は12,000円程度となっています。

【物流管理業務で使える資格A】ロジスティクスオペレーション2級 3級

「ロジスティクスオペレーション」とは、物流業務におけるキーマンになりたいという方におすすめの資格で、梱包や荷役作業をはじめ、倉庫内での荷解きやコンテナからトラックへの積み替えといった輸送の際に非常に重要となります。
資格には、2級と3級があり、3級はロジスティクスオペレーションに必要な知識を一通り身につけることで、現場のミッションを着実にこなす技能が求められますが、2級では現場の管理職的な技能も求められるため、さらに難易度が高くなっているのが特徴です。

ロジスティクスオペレーションは、中央職業能力開発協会(JAVADA)が運営する公的資格で、テキストでの独学が可能となっています。
合格率は、3級は50%、2級では30%程度が一般的です。

【物流管理業務で使える資格B】運行管理者(貨物)

「運行管理者(貨物)」とは、運送会社などで輸送の安全について監督や指導が行える国家資格でのことです。
物流業界で輸送関連の仕事を行う方は、確実に取得しておきたい資格といえるでしょう。

運行管理者(貨物)の資格は、輸送関連の仕事の実務経験が5年以上である方の場合、指導講習を受講するだけで資格が取得できます。
また、運行管理者試験センターが実施する資格試験を受験することでも取得可能です。
試験料は7,000円で、合格率は30%程度といわれています。

デジタル化やグローバル化でさらに需要は拡大

2020年の東京オリンピック&パラリンピック開催によるインバウンド需要増加により、日本は今後ますますグローバル化が進み、、スマートフォンなどのデジタルデバイスの発達とIT・IoT・AIの活用によるデジタル化は、今後ますます加速していくことでしょう。そのため、物流業界は今後も、市場ニーズが拡大傾向になるのは、まず間違いありません。物流業界は、近年特に変化が激しい業界となっているため、求められるスキルも刻一刻と変わっていくことが予想されます。
よって、市場ニーズに合わせた資格を誰よりも早く取得した方が、今後の物流業界で活躍していくことは予想に難くないといえるでしょう。