静岡県は、その広大な経済圏のなかに、工業や農業、観光業といったさまざまな産業を有しています。
そのため、静岡県には求人募集も多く、県内在住の方のみならず、UターンやIターンをして仕事を探している方からも大きな注目を集めています。
そんな静岡県の中で特筆すべき産業の1つがものづくり産業です。
静岡県で仕事を探すならば、せっかくなら出荷数や生産数などが日本一など、世界に誇れる仕事に就くのもよいかもしれません。
今回は、静岡県の日本を支える出荷数日本一である、ものづくりの仕事を紹介します。
・静岡で仕事を探すならものづくり産業がおすすめの理由
・【静岡が誇る日本一のものづくりの仕事@】ピアノ
・【静岡が誇る日本一のものづくりの仕事A】プラモデル
・【静岡が誇る日本一のものづくりの仕事B】医療機器
・ものづくりの企業への転職
静岡県は、古くから日本の「ものづくり産業」を支える都市として栄えてきました。
例えば、「YAMAHA」や「河合」の本社があることから楽器などの生産が非常に盛んであることや、日本一の生産量を誇るプラモデルの生産工場が県内のいたる場所にあるのも、静岡県ならではの特徴といえます。
また、これらは海外への輸出も盛んに行われているため、静岡県は世界各国からも注目を集めています。
こうした地域性から、エンジニアや機械設計などの技術系の職種や工場での製造スタッフといった求人も多く、都市部から静岡県にUターン、Iターンしてくる就職者は増加傾向にあります。
また、ものづくり産業に関わる企業のなかには研修制度が充実しているところも多く、未経験者の募集をしているケースもあるため新たにものづくり産業への転職にチャレンジしやすい環境でもあります。
専門的な技術を身につけられれば、将来的にキャリアアップできる可能性も高くなり、年収アップにつなげられるというメリットもあります。
静岡県は、先ほど紹介した「YAMAHA」や「河合」だけでなく「Roland」などの楽器メーカーが数多く集まった都市です。
なかでも、ピアノは日本一の出荷量、出荷額を誇るだけでなく、その輸出量、輸出額も日本一という圧倒的な生産量を誇ります。
主なピアノの輸出先は、アメリカ、中国、香港、ドイツなどです。
特にグランドピアノは、そのクオリティの高さから、プロの音楽家を中心に非常に人気があります。
静岡県では、木製模型飛行機の製造が盛んに行われていた過去があり、その技術を応用しプラモデル産業が産まれました。
戦前は、木製模型がメインでしたが、戦後素材がプラスチックに変わったことにより、自動車や飛行機のスケールモデルを中心に発展を遂げたのです。
その後、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)をはじめ、ミニ四駆、スーパーカー、各種キャラクター商品といった数々のヒット商品が生まれたことにより、プラモデルは静岡県を代表する産業の一つとなりました。
現在でも、静岡県のプラモデル出荷額は日本一を誇り、世界各国への輸出も盛んに行われています。
毎年5月に開催される「ホビーショー」は、今や世界各国のファンから注目される一大イベントです。
あまり知られていないかもしれませんが、静岡県は、病院などで使用される医療機器の生産金額も日本一です。
また、医薬品生産金額は全国4位で、医薬品と医療機器の合計生産金額も全国1位となっています。
静岡県は、富士山麓先端健康産業集積(ファルマバレー)プロジェクトの活動を支援しているため、その関連企業の活動が非常に活性化しているのが特徴です。
規模が大きくなっている企業も増えているため、医療機器関連は今後ますます発展が期待される産業といえるのです。
今回、紹介した産業以外にも、玩具(おもちゃ)やボール、バイクなども、静岡が誇るものづくり産業です。
市民や、企業、また自治体も一丸となって、ものづくりを活性化している都市は、世界的にみても他にあまり例がないユニークなものではないでしょうか。
もし、あなたが静岡での就職や転職を考えているのなら、日本一のものづくり産業の企業を選択するというのもよいかもしれませんね。